運指について②指板図・ポジション


指板上での実際に指を置く場所も確認してみましょう。

今度は縦方向に表記してみました。

上部がスクロール。

左からGDAE線の並びです。

この図の上から2つ目、ラミシファ♯を1、7つ目のレラミシに4を置く場合が1stポジション。

 

以降、1の指を②の場所(G線シ)やその1つ下の場所(DAEがファドソ)に置く場合を2ndポジション、以下同となります。

 

正直、最近の私はポジション番号というのはどうでもいいです。⑦以降もあまり言わないし、⑤以降は考えないと出ないときもあります。

 

要するに例えばE線でラを1で弾いているときに、4はレに置ける場所(またその逆も同じ)で弾ける関係に腕を持っていけているかが大事です。

 

1stポジションの指の並べ方が上達してきたら、どんどん腕の場所を動かして、同じ音の羅列を違う運指でも弾いてみましょう!

■上記指板図によるポジション位置(♭・♯関係なく)※ポジション番号はどうでもいいと書きましたが下記にまとめておきます。

 

ポジション[線]1234指の音

1st[G]ラシドレ[D]ミファソラ[A]シドレミ[E]ファソラシ

2nd[G]シドレミ[D]ファソラシ[A]ドレミファ[E]ソラシド

3rd[G]ドレミファ[D]ソラシド[A]レミファソ[E]ラシドレ

4th[G]レミファソ[D]ラシドレ[A]ミファソラ[E]シドレミ

5th[G]ミファソラ[D]シドレミ[A]ファソラシ[E]ドレミファ

6th[G]ファソラシ[D]ドレミファ[A]ソラシド[E]レミファソ

7th[G]ソラシド[D]レミファソ[A]ラシドレ[E]ミファソラ

以下同様です。

 

■五線上で記すと↓


☆ヴァイオリンの指は管楽器などとは異なりG線の下の音以外は2つ以上の方法で同じ音を弾ける可能性があります。

 

例えばE線のミの単音で考えた場合、E線の0(開放弦)、A線の4(1st)3(2nd)2(3rd)1(4th)、D線の4(5th)3(6th)2(7th)1(8th)、プロでもほぼ使うことがないですがG線の4(9th)3(10th)?!も可能です。

(G線で2と1は使うということはまぁないでしょう💦)

 

☆指板図で見ると、E線のファとA線のファが同じ高さの音になります。(D線のファはオクターブ下です。)

要するに子供の頃にならった理科(物理)の法則で音の高さが決まります。

 

☆指番号=その音のような考えにならないように正しく覚えていきましょう。

 

☆先にも書いたように、指番号を見て弾く悪い癖がついてしまうと、上記のように様々なポジションを使って演奏することが困難になってきます。

 

☆指番号やポジション番号が大事なことではなく、その音を1で抑えたら同じ弦の4の指は4度上、隣の1は完全5度、上隣の弦の4の指はオクターブ上の音になるという枠の中で動けることが大切です。


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