アマチュアオーケストラに入ったら
(主にヴァイオリン奏者向け)
2023.2.22更新
【楽器・楽譜・譜面台・筆記用具】を忘れずに!
楽器…基本的にアマチュアオーケストラの所有する楽器はありませんので、ご自身の楽器が必要です。(打楽器や大型楽器、特殊楽器はまれに所有されていることや団員さん同士での貸し借りもある場合があります。)
楽譜…演奏会毎に団で用意したもの(指定したサイトから指定したものをダウンロードしたもの)を使用します。宇治シティフィルの弦楽器ではPDFデータを受け取り各々で印刷して製本して用意します。
そこへ各々でトップから来た弓順を書き込み、自分の練習用の指番号なども書きつつ使用します。本番は1プルトに1つになるため、【オーケストラの楽譜について②書き込み】のページにも書いたように誰が見ても演奏しやすいように、また隣の人の楽譜になっても弾けるように、協力して完成させていきましょう!
譜面台…折りたたみ式の軽く持ち運びやすいものをそれぞれ用意しましょう!
おすすめはこちらに記載【レッスンの準備】
筆記用具…B以上の鉛筆か0.9mm-1.3mmのシャーペンにB以上の芯を入れたもの。消しゴム。
【オーケストラの楽譜について②書き込み】のページにも書いてありますが、ボールペンや色付きのペンでは基本書きません。個人練習用でどうしても必要な場合のみ可。
練習にはできるだけ参加!
アマチュアオーケストラは社会人や学生の集まりのオーケストラなので、100%参加することは難しいです。ですが、希望としては7割以上(せめて5割以上💦)、少し遅れても早退でも、より多く参加できることが望ましいですね。
自分は弾ける(吹ける)と勘違いして本番間近だけ参加して本番だけ楽しむということは、いくらお金を払って参加しているからとはいえ、いいことではないと思います。
練習準備~開始
練習日は会場に到着し、椅子を並べ譜面台を立て準備をします。準備が終わったら合奏が始まるまで各々指慣らしや弾けない箇所の練習など行います。(UCPではこの時間に私に質問などあれば尋ねて来てください)
音出し時間(合奏開始時間)になったら、事務連絡等があり、【チューニング】をします。
オーケストラのチューニングはあまり時間をかけていられないので、苦手な人は予めチューナーを使って合わせておきましょう!ペグでの2弦チューニングがまだ苦手な場合、全線アジャスターを付けることもいいと思います。
チューニングの後、指揮者の進行のもと合奏が進んで行きます。
合奏中に弓順が変わった時や書き込みがあった時
弓順は最初にある程度決められたものがあります。(全く決まっていないこともありますが💦)ですが、合奏を重ねていくうちに、指揮者の意図する演奏と違う、そのためには逆の方がいい、返した方がいいなど、様々な理由で本番直前まで変わることもあります。
各パートトップ(1プルトアウト)奏者が楽譜に変更を記入した場合、できれば2プルト以降にいる奏者はトップが振り返って変更を伝える前に、できるだけ察することができるといいですね。
特に2プルトの方は、前で記入していることを覗き見、できるだけ速やかにそして静かに後ろへ伝言していきましょう!
また【オーケストラで使う記号・言い方①ボウイング・奏法】や【オーケストラで使う記号・言い方②】などにも書いた内容のことを楽譜に書いた場合、必要に応じて自分の楽譜にも記入し、後ろへ伝言していきましょう。
時間内にわからなかった、書ききれなかった箇所は連絡してもらうか、後ほど確認しに行きましょう。できるだけ自分のボウイングが前と揃っているのかアンテナを張りながらアンサンブルしていきましょう。
どうしてもわからない場合、一旦弾くことをやめてトップの弓を見て確認することもアリ🎻
難しいかもしれませんが、弓順だけではなく、「弓の場所」「弓を使う幅」「弓のスピード」などまで合わせて行けるとベストです🎶
合奏に参加するときの注意点
合奏時間外での個人練習が大切!
合奏は簡単な曲やアンコールを急にやってみるなどの場合、初見大会になることもありますが、基本的に事前に用意され配布されます。初回の演奏時からできるだけ弾けるように各自練習して起きましょう!
どうしても弾く練習時間が少なくなってしまう場合、「楽譜を読む」だけでも大事です。
⇒【演奏を聞くときの注意点】
自分自身が音楽のイメージを持って、積極的に音楽することが大切。
なかなか練習不足で弾けない間は、指揮者の棒に反応することも、コンサートマスターの動きに合わせることも大変かもしれませんが、まずは自分自身で音楽を創造しなければいけません。
そのためには想像する、イメージしてから音に出すことが大切です。
正しいイメージができれば急に高音域になった音も当たり、急にテンポが変わっても置いていかれません。また、勝手にテンポを遅く引っ張ってしまうこともなくなります。
徐々に指揮者とコンサートマスターと全員でその音楽のイメージを共有し、演奏の統一感を増していきましょう!
またその音楽を表現するための奏法や運指のイメージができてから弾くようにすればどんどんいい演奏が弾けるようになっていきます。
息(ブレス)を合わせる、タテを合わせる意識!
合奏では個人練習が足りなくて弾けない箇所があったとしても、弾き直したり、遅れて弾き続けることはいけません。弾けない箇所や音を飛ばしても、今指揮者の振っている拍をテンポ通りに付いていくことが大事です。指揮者とコンサートマスター、2ndやヴィオラ、チェロバスの場合各トップ奏者を常に視野に入れ意識も広げ、楽譜に集中して周りが見えない、聞こえない状態にならないように注意しましょう! ⇒【個人練習について・色々な練習方法~特殊な練習方法】参照
弓順はいざ弾いていると間違えてしまうことももちろんありますが、できるだけすぐに正しい弓順に戻るようにしましょう!いつでも周りに注意を払い、トップと同じ方向に同じタイミングで動けるようにアンテナを広げておきましょう!たまにはガッツリ見ることも大切です。
弓順は初回から事前に楽譜へきちんと記入し、変更毎に速やかに書き直して準備しておきましょう!【オーケストラの楽譜について②書き込み】参照。
また書いた弓順での音楽の意図や音楽のイメージも持った状態で練習できるようになっていきましょう。
他のパートにもアンテナを!
パート譜には自分が演奏することしか書かれていないため、なかなか周囲の楽器にまで注意が行きづらいですが、1拍目のチェロバスの打ち込みがあって、その裏打ちをすることや、1stと2ndが交互に掛け合うことや他のパートと掛け合うことも多くあります。また、同じ音を一緒に吹いてくれる管楽器がいる場合もありますし、弦楽器全体がユニゾンになることもありますのでスコアも用意し確認しましょう!
必要に応じてパート譜に書き込みをしましょう。【オーケストラの楽譜について②書き込み】
音程は長い音符から確実に
演奏中はどれだけ注意していても音程を外してしまうことがあります。それは人間なので仕方のないことです。ではそのままで良いかというともちろんダメです。
まずは2分音符やせめて付点2分音符以上などの長い音符を伸ばす場合から、外れてしまってもすぐに周りと溶け込めるように、常に自分の出した音と、周りの音(特にトップの音)を聞くように意識し、外したまま音を伸ばしていることがないように意識しましょう!
アンサンブルすることにおいて、大事な音感は「相対音感」を鍛えることです。年齢問わず、常に訓練していきましょう。
⇒【音程を合わせるトレーニング】参照
その他
演奏をCDやYouTubeなどで聞く場合、聞き覚えでなく正しく楽譜を読んで弾けるように、できれば楽譜を読みながら聞くようにしましょう!
他のパートの流れなども確認するために、スコアを用意し、スコアを見ながら聞くこともいいでしょう!
アマチュアオーケストラの運営は、団員だけですべて行います。各自自分のできること、求められることから運営や手伝いをしていきましょう!まずは準備、片付けから!
同じ趣味を持つもの同士積極的に交流し、音楽を高めあっていい演奏ができるようにしていきましょう!
★生徒の皆様はレッスンの復習のために活用し、常に意識しながら練習してください😊
その先のレッスン内容の復習(予習)
⇒ 🎻奏法の種類・レッスン楽譜・その他 (生徒さん限定公開乞うご期待)
★それぞれの体型に合わせての構え方がありますので、個人個人合わせてレッスンさせていただいてます。
🆕 初めてこちらを見ていただいた生徒さん以外のお客様、基本だけちょい出しで文字化させていただきましたが、これだけ見ての我流練習だけではヴァイオリンは上達することは難しいです。是非とも基本から学びに来ていただけると嬉しいです😄
お問い合わせは、脇坂ヴァイオリン教室LINEよりご連絡ください▶︎▶︎▶︎
♪習いたい方のお名前と簡単な自己紹介、ご希望やご質問等なんでもご連絡くださいませ。