チューニング(調弦)について

☆私の好きな詳細Hz数はチューナーのページに記載☆

まずはペグの位置を確認しましょう。

お腹に楽器を当てて持ちます。

右側のペグを回すときの持ち方。

左側のペグを回すときの持ち方。


レベル1:楽器を身体に当ててペグを回す

ペグを持った手と反対の手はボディに引っ掛け、弦の真ん中を親指ではじき音を出しながらペグを一旦少し(半音以内)緩めてから正しい音程へ上げていきます。

 

音程が高くなり過ぎた場合は、また一旦少し緩めてから良いところで止まるまで何度もやり直します。

※ペグはネジではなく楔形をしているため、押し込みながら良い音程のところでピタッと止めないと、また弦の張力で緩んでしまいます。

 

チューナーを確認もしくは他の基準音をヴァイオリンやピアノで聞きながら、それぞれの音程の±10Cents〜13Cents以内に収まるようにペグで合わせます。徐々に0の近くまで持っていけるようにペグを回す練習をしましょう!

Tuner T1の場合は±13Cents以内に入ると画面全体が光ります。YAMAHAやKORGのチューナー、同様の画面のアプリの場合は±13Centsに少し大きいくさび型のちょんちょんがついています。

※最初から上記内の場合、ペグは回さなくても構いません。

 

全部の線が③の範囲にできたら、演奏する構えで弓で弾きながらアジャスターを回してそれぞれの線の「正しい音程」(0まで)微調整していきましょう!

※E線はよっぽどズレていない限りペグを回しませんので、主にアジャスターで合わせましょう。アジャスターが深く入り過ぎてきた時はアジャスターを一旦ゆるめ、ペグである程度合わせてからアジャスターで合わせましょう。

☆弦を張り替える時も同様に持ちます。ゆるゆるの状態じははじけるようになるまでは親指を弦の下にいれ、少し引っ張り上げた状態でペグにきつく巻いていきましょう。

アジャスターは左手をグイッと下から回し、アジャスターを掴みます。

⚠弓の邪魔にならないように注意。

時計回りに回し音程を上げます。行き過ぎた時は反対に回し下げます。

 

※入門時はペグのみのチューニング(レベル5)は難しいため、全線にアジャスターを付ける、もしくはアジャスター内蔵のテールピースに変更をすることをおすすめします

☆見た目や重さ、雑音を気にするよりも、開放弦が正しい音程にチューニングされていないまま演奏するほうがよっぽど問題があると思います。


レベル2:楽器を構えてペグを回す

通常の演奏の構えをし、左手を伸ばしペグを持ちます。

A線から順に1音ずつチューナーを確認しながらペグを回し、±0Cents〜5Cents以内に収まるようにペグで合わせます。徐々に0の近くまで持っていけるようにペグを回す練習をしましょう!

☆±5Cents以上外れている場合はペグを一旦緩め(半音以内)、ペグを回す練習をするようにしましょう!

±5Cents以内になったら最後の微調整はアジャスターで行いましょう。

後日 構えの写真を掲載します。

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レベル3:アジャスターはE線のみ

レベル2と同様に行い、A,D,G線はペグでピッタリ合わせる。

E線はアジャスターで合わせる。

※レベル4を先に行っても構いません。

※E線のみアジャスターのある楽器の場合、E線は2弦チューニングをする。

レベル4:アジャスターを使って2弦でチューニング

A線はチューナーや基準音に合わせる。

D線をA線と一緒に弾きながら2弦の音程の幅で合わせる。

同様にG線をD線と合わせる。

同様にE線をA線と合わせる。

※アジャスターのないでレベル3ができた人はレベル5に進んでください。



レベル5:本来のチューニング

①ペグでA線をチューナーや基準音に合わせる。

②レベル4と同様に2弦チューニングをペグで行い、E線はアジャスターで行う。

※右側(A線)を回すのが難しい場合は、A線とE線にアジャスターを使用しても構いません。またドイツのプロオケなどは全線アジャスターを付けた楽器で、アジャスターを使用されているということもあるようですので、開放弦が外れたまま演奏するくらいなら、最後アジャスターで合わせるレベル4まででも問題ありません。


☆チューニングとはヴァイオリンの基準音として開放弦を合わせることです。

★楽器の音を合わせると共に、自分自身の耳をチューニングする、音感を付けていくということも大切です。

☆開放弦を正しく調弦し、正しい音程を開放弦から耳で測っていけるように、毎回正しいチューニングを心がけましょう!

★ヴァイオリン(音楽)は耳から!

最初にも書きましたが、とにかくヴァイオリンは耳が大事、聞くことが大事、音のイメージができることが正しい演奏に繋がっていきます。

開放弦から正しい音程で演奏できるよう、毎回の練習毎に正しいチューニングを行っていきましょう!