★奏法名と説明は各教材や出版本、私が習ってきた指導者の言い方、海外YouTuberの動画などを元に、脇坂流にまとめたものです。
語学的におかしい表現や、別の意見もあるかもしれませんが、レッスン時には見本奏法を見せながら説明しています😊
■ボウイング用語(弓の場所・運弓法)
重心:毛の⅓辺りの場所。スピッカートで飛ばすとき。
元(元弓)[Fr]:毛の一番元から重心までの場所。(独Frosch・英Heel・伊Tallone)
中(中弓)[M]:重心から⅔までの場所。(独Mitte)
真ん中[M]:弓の丁度½の場所。
先(先弓)[Sp]:弓の⅔から一番先までの場所。(独Spize・英point・伊Punta)
全弓[G]:弓をできるだけ端から端まで沢山使って弾くこと。(独Ganzer・英Whole・伊Tutto)
半弓[H]:全弓ではなく少な目の弓で弾くこと。
元半弓[uH]:弓の元から真ん中までで弾くこと。
先半弓[oH]:弓の先から真ん中までで弾くこと。
元(0)→⅕→¼→⅓(重心)→½→⅔→¾→⅘ 先 (脇坂流)
弓をブレーキする:一弓の中で弓のスピードを一旦緩め節約した後、長い音符もしくはスラーの後半に弓を使うときの運弓法。
弓を滑らせる:弓軽めに乗せ、弓のスピードを速く弾くこと。
ねばる:弓をゆっくり使い残しながら弾くこと。汚い音色にはしない。
コンパクト(に):弓幅を少なくまとめて弾くこと。
■奏法名…説明
デタシェ(Détaché 仏)…弓を弦にしっかり置いて弾く基本の弾き方(On)。しっかり発音し、音を止めずに響きを聞きましょう!
表記:符号なし。
弓の場所:弓中(1/2)から弓先(3/4)辺りを使用して演奏しますがフォルテの際は弓中元寄り(1/3)でも演奏します。
レガート(Legato 伊)…なめらかに演奏すること(On)。スラーの無い音でも音と音をできるだけつなぎながら演奏すること。
表記:符号なし。主に音楽用語でlegatoと書かれる場合。
弓の場所:f 元より、p 先よりが多い。全弓どこでもありえます。
スピッカート(Spiccato 伊)…弓を弦から跳ばす奏法(Off)。弦にぶつけるのではなく、自分の意志でコントロールするように弾きましょう!
表記:スタッカート(点)、(強めの場合)カイル(くさび)
弓の場所:重心(1/3)付近で演奏しますが、pのときは1/2(~3/4)で演奏します。
マルテレ(Martelé 仏)…弓を弦にしっかり置き(掴み)、鋭いアクセントを付けて弾き、弓を止め音と音の間に隙間があるように弾きます(On)。
別名:マルテラート(伊)
表記:カイル、アクセント、marcato
弓の場所:通常弓先(3/4f~4/5p)で演奏しますが、全弓で弾くことや弓元で弾く場合もあります。
サルタンド(Saltando 伊)…16分音符や速い8分音符で半分跳ばしながら弾く奏法(半飛ばし)。毛はほぼついたままだがボウが弾む。速いリズム・テンポのみの奏法。
別名:サルタート(伊)ソティエ(仏)激しめの場合バルツァート(Balzato 伊)といいます。
表記:符号なし
弓の場所:弓中(1/2f~3/4p)で演奏します。鈴を振るように腕から振って手首から先が上下に振られるように弾きます。
コーレ(collé 仏)…弓元で弾く強いスピッカート(Off)。空中から弾く直前に弦に弓を置き(掴み)、しっかり弦に力を加わえ引っ掛かけた後、短い弓で瞬間的に弾きます。弾いた弓はまた空中に跳びます。ぶつけないでしっかり置いて引っ掛けることが重要です。最初にPizz.でも練習してみましょう。その後弓でPizz.するように弾きましょう。指の柔軟性が必要です。
表記:符号なし、カイル
弓の場所:元弓(1/5~1/3)
ポルタート(Portato 伊)…スラーとスタッカート(テヌート)が書かれた音符を柔らかく切って弾く奏法。音が止まってしまわないよう、半分浮く程度で柔らかい音の波を立たせます。
表記:スラーとスタッカート(テヌート)
弓の場所:元から先までどの場所でもありえます。
リコシェ(Ricochet 英)…同一方向へ連続して跳弾する弾き方(Off)。弓はできるだけ軽く持ち、空中から落とした反動で自然に跳ね返った弓をコントロールし、2つ、3つ、4つなど一弓で演奏する奏法です。
別名:ジュテ(Jeté 仏) ジェッタート(Gettato 伊)
表記:スラーとスタッカート
弓の場所:弓先(3/4)付近で演奏します。
参考:セヴシック教本各種、ヴァイオリン奏法と指導の原理(ガラミアン)、ヴァイオリン奏法(アウアー)、ヴァイオリン奏法(レオポルト・モーツァルト)など
☆様々な言い方がありますが、脇坂ヴァイオリン教室ではこれに準じます。Ver.23.7
☆具体的な弾き方は各自レッスン時に見本を見て確認してください。
★生徒の皆様はレッスンの復習のために活用し、常に意識しながら練習してください😊
その先のレッスン内容の復習(予習)
⇒ 🎻奏法の種類・レッスン楽譜・その他 (生徒さん限定公開乞うご期待)
★それぞれの体型に合わせての構え方がありますので、個人個人合わせてレッスンさせていただいてます。
🆕 初めてこちらを見ていただいた生徒さん以外のお客様、基本だけちょい出しで文字化させていただきましたが、これだけ見ての我流練習だけではヴァイオリンは上達することは難しいです。是非とも基本から学びに来ていただけると嬉しいです😄
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